8つの体捌きの1つの”180度”です。
この体裁きのポイントはまずはちゃんとしたシモクから始まりシモクに終わるように、そしてそのシモクに従った半身、中心軸がブレないように重力をナチュラルに感じられる良い姿勢を保ちつつ、また中心軸の回りだけではなく、球の動きをイメージしつつ、上虚下実の姿勢で剣を振り上げ、降り下げる動作を繰り返します。腕だけで振り上げるのではなく、腰からの始動する意識も重要です。
8つの体捌きの中のひとつ360度です。
この体捌きのポイントは基本は180度と同じですが、180度に加え転開(転換)動作が加わっていますので、その際体軸がブレないように重心を低く保つことが重要です。
8つの体捌きのひとつ籠手切りです。
この動作は上段で打ってくる相手の裏籠手をスリ抜けながら切り上げるものです。 ここのポイントはシモクで踏んだ親指の方向に体を進めることと、切った手の先への意識の移動と、そのあと相手をすり抜けたあとの中心帰納をしながらの相手に向けての切り落としという意識の置き所を感じることです。
体捌きのひとつ入身転体です。
やはりシモク半身の形から親指の方向に体を進めることによって、自然と相手の攻撃線を外し、腰の上下前後左右の3軸を回転させつつ、手は当身の様な形ではあるけれど、相手を想定して当てるというよりも、円く切り上げるような形に持っていく。その後、後ろ髪をかき上げるような動作と体の転体を同時に行い、最後に手刀で手前中心に切り落とす。
8つの体捌きのひとつ磯返しです。
両手で波のような、両手交互に半円を描くように動作するが、腰の動きとしては∞を描き様々な技の動きの基礎となります。技とつなげて考えることはあまり良しとなれないのですが、小手返しなどはこの動きの延長線上にある技の1つです。
8つの体捌きのひとつ四方捌きです。
合気道をやっている人は、交差取りの四方投げを思い出すとよく理解できます。ポイントは右半身の場合は左足を逆千鳥に足を進め、鶴口という特徴的な手の形を作りそのまま振りかぶって、転体して切り落とします。
8つの体裁きのひとつ面擦りです。
形としてのポイントは最初踏み出して両手を十字にする前に両手で同時に外向けに円を描くようにする。手を十字にしたときは、手と同じ側の足を前に踏み出し、シモクから逆シモクにする。下からの当身のような形の際は、逆シモクを踏み込み下から円く突き上げる。次に体を転体しながら左右袈裟切りをして最後に面を擦るように掌を相手の顔を擦るかのようにまた円く上げていく上げ切った後、また転体して最後中心にまとめるように切り下げる。
8つの体捌きの1つ後捌きです。
外の形で覚えようとした時、今までの生活の中ではあまりしない動きをするからなのですが、なかなか覚えにくい捌きです。剣をもったことを想定し、正眼からの切り下げから始まり、転開して切り上げ、頭上に上がった手を腰でまわし、また切り下げる感覚でやると覚えやすいかもしれません。
今までの8つの体裁きを織り交ぜ、融合させていきます。この体裁きの醍醐味です。